インドからのオーディオレビュー

インド在住の高級オーディオファイルがオーディオコンポ、イヤホン、ヘッドホン、音源(CDなど)のレビューやニュースをお伝えしていきます。
現在使用しているオーディオ機器の紹介はこちらから

ELAC

ELACから新製品の「FS409」

FS409


ELACから400LINEの最上位機種である「FS409」がリリースされていますね。

新型のJET Vに加え、FS409用に開発された150mm AS-XRが一基と定番
の180mm AS-XRが二基が搭載され、お値段は924,000円とのこと。

勿論少しだけ広い部屋が必要ですが、180mm AS-XRが三基搭載されている
FS609ですら低域は膨らまないので、フロアスタンディング型のスケール感は
欲しいけど、低域が膨れるのは嫌だという方に持ってこいではないでしょうか。

底面バスレフになっているので、セッティングも以前の機種に比べると、楽に
なっているはずです。

ヴォーカルものが得意ではありますが、ロック・ポップス含めてオールジャンル
いけますし、映画なんかもスケール感があってよいと思います。

個人的に、ELAC同軸ユニットの出来が素晴らしいと思っているので、値上げ
前でしたら、多少無理してでもFS507VX-JETを買った方がよいのでは・・?と
思うのですが、値上げ後だと1.5倍の開きがあるので、多少の無理では済まな
くなっていますね!


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ELACの真のフラッグシップ

ELAC Spirit of Music CE

日本の代理店であるユキムさんがFS609CEまでしかラインナップに載せてないので、
あまり馴染みがないかもしれませんが、実はその上にはSpirit of Musicという機種が
あるのです。

FS609CEがペアで16,000€に対し、Spirit of Musicは24,000€と1.5倍のお値段です。

但し、FS609CEが同軸ユニットであるX-JETを使った4.5wayなのに対して、Spirit of
MusicはJET III + 115mm AS-XRを使った5wayになっています。

さすがに音を聴いたことはないのですが、X-JETの出来は素晴らしいので、FS609CEの
高品位な音が出て、定位もいいような予感がしています。(半分負け惜しみ)

箱はSpirit of Musicの方が大きいので、スケール感はSpirit of Musicが上でしょうね。


ELACの新製品はこちらから スピーカー ELAC BS312 (ペア)

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【スピーカー】ELAC FS609 CE レビュー

P1000748
ELAC FS609 CEとCL330.3 jetを並べた様子。


購入してから一か月程度経過して音が落ち着いてきたので、レビューしたいと思います。
(CL330.3 jetはエージングでかなり音が変化したのですが、FS609 CEは余り変わっていない印象です)


・超高域から超低域に至るまで抜群の解像度・情報量・S/Nを持ったワイドレンジな音であるのに加えて、
 スピード感も伴っているので、音が次から次へ溢れ出してくるような感覚を味わえます。

・ELACの特長であるリボンツイーターから発せられる煌びやかな中高域は健在です。
 リボンツイーター搭載の同軸ユニット(X-JET COAX II)は極めて優秀であり、通常のJET IIIよりも一段と
 表情豊かで魅力的な中高域になっています。(特にヴォーカルや弦楽器)

・低域は最低域の深いところまでしっかりと出ていますが、ウーファーの口径が小さいこともあり、タイトに
 引き締まっていて暴れない傾向です。

・音場が上下左右前後に広く展開すると同時に、音像定位も良好。さらには奥行きも伴っていて立体感の
 ある音像です。

 ※スーパーツイーター4PI PLUS.2のクロスオーバーは6kHz, 9kHz, 12kHz 16kHz, OFFから選べます。
  4PI PLUS.2は360度指向性であるため、6kHzに近いほどSpaciousと実際に書いてあるように音に
  広がりが出て、OFFに近いほどFocusedと書いてあるように焦点が合うようになります。

・女性ヴォーカルや弦楽器には艶や潤いがあるのに対して、ドラムのアタック感やギターの切れも良好で
 両立しずらい要素がしっかり両立しています。

・クラシック・ジャズからポップス・ロック・メタルに至るまで、どんなジャンルも楽しく聴けると思います。

・性能をフルに発揮させるためには広い部屋が必要です。
 ウーファーのバスレフはボトムについていますが、同軸ユニットはリアバスレフなので背面のスペースも
 注意が必要です。

・アンプが非力であったり、チェンネルセパレーションに優れなかったりすると、情報量を持った音をうまく
 捌けず団子状態になって、悲惨になりそうな予感がします。


残念ながら、日本でELACの600シリーズはそろそろ取り扱い終了らしいですね。
VX-JETを搭載した500シリーズはまだ聴いていませんが、個人的には330CEにJET Vを搭載するモデル
チェンジをする代わりにVX-JETを搭載したブックシェルフBS502 VX-JETとかを出してもらいたいですね。


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