Launcher - LiSA
アニプレックス 2015-03-04

今回は新発売のLauncher - LiSAです。
今までもBRiGHT FLiGHTやシルシがハイレゾ化されているので、アルバムのハイレゾ化は
当然と言えば当然ですね。

抜けやレンジ感は平均より上で、音場は横に広く、定位感はいい方です。
ドラムの定位が良好で、鳴っている位置をしっかり把握できますし、アタック感も悪くないです。
ヴォーカルも楽器からはしっかり分離されていて、埋もれることはありません。

個人的にはいかにもハイレゾらしさを前面に出した感じの録音(ピークを削って上品にする)が
少しだけ気になりますが、ピュアオーディオで鳴らしやすくなっていると思います。
抜けやSNが突き抜けていれば優秀録音だったのに、、という感じで惜しいです。
後述していますが、同じハイレゾでも今までのシングルよりも録音が良くなっています。

採点:7.5点

・Rising Hope - シングル盤CD音源とアルバム盤ハイレゾ音源の違い

低域の表現に一番の違いを感じました。
シングル盤CD音源の方が少し下品な感じの低域で、アルバム盤ハイレゾ音源の方が上品で
量感も少し控えめです。
一般的にはハイレゾ音源の方が鳴らしやすいと思いますが、ドラムのアタック感などでは角が
削れている印象があるので、Rising Hopeのような曲調だと一長一短でしょうか。
細かい音はハイレゾ音源の方が拾いやすいです。

・BRiGHT FLiGHT、L.Miranic、シルシ、No More Time Machine -
 シングル盤ハイレゾ音源とアルバム盤ハイレゾ音源の違い

マスタリングそのものが変わっているように感じるので、録音も別物のはずです。
アルバム盤の方が録音が良くなっていて、楽器の表現に一番の違いを感じます。

シングル盤では楽器が控えめで物足りなく感じたのが、アルバム盤では改善されています。


※4月19日追記
前回の日本出張の際にCD音源も入手して、聴き比べていましたが、ドラムのアタック感やら
ギターの切れなんかはCD音源の方が良好です。
ハイレゾは良くも悪くも上品で情報量も多いですが、ロックな曲にはCD音源の方が合うなと
改めて思いました。