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前回の続きです。

インドに来てから暫くは広い部屋でONKYO A-7VLによるオーディオライフを満喫していたのですが、
やはり、日本で100万円クラスを使用していたこともあって、ふと「この部屋でそのクラスのアンプを
鳴らすとどうなるのだろう・・?」と良からぬ考えが脳裏によぎります。

ただ、そもそもDAC兼プリメインアンプは選択肢が少ないこともあって、半ば諦めてかけていたのですが、
ネットサーフィンをしていると、中古でGoldmund Telos390が定価(113万円)の半額以下で出ている
のを偶然見つけてしまいます。

さらに、その時は丁度日本に一時帰国する直前であったことから、とりあえず試聴をしてみようという
ことで、ELACのスピーカーを購入した渋谷付近のオーディオ屋さんに連絡しました。

試聴の際は、CDプレイヤー:LINDEMANN 822(たぶん) 定価146万円、アンプ:Telos390という構成
でしたが、好みの問題もあってCDプレイヤーのDACよりTelos390のDACの方が遥かに良く聴こえた
ので、躊躇なくその場でお買い上げ。そのままインドに戻る飛行機に載せて持ち帰りました。

・パワーアンプのTelos 150Lをベースにしたモデルで、ハイスピードで解像度や分解能や高S/N等
 の基本性能は申し分ありません。


・中高域はGoldmundらしい中毒性ある煌びやかさで、ヴォーカルや弦楽器に適度な潤いが出ます。


・女性ヴォーカルのサ行なども耳障りになることはなく、聴き心地のよい音が出ます。


・ハイエンドの入り口に相応しく、音像・奥行きと音場がしっかりと両立しています。


・特筆すべき点は、音離れ・定位・チャンネルセパレーションの良さだと思います。
 (勿論スピーカーとセッティングに依りますが)あたかも目の前で演奏しているかのような感覚を
 味わえます。


・上記の特性により、音が団子気味な録音悪い音源もうまい具合に気持ち良く鳴らせます。


・故にクラシック、ジャズからJ-POP含むポップス、ロックまで幅広く対応してくれます。


・DAC付きであることからPCオーディオとの相性も良好です。


現行機種のTelos 390.5は円安により値上げが決まって、定価200万円となってしまうため、中々
手の届く金額ではありませんが、音は自信を持ってお勧めできます!